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事業分野別営業概況

 平成22年3月期の事業分野別営業概況について

 当期におけるわが国経済は、輸出や個人消費に持ち直しの動きが見られるものの、国内経済はデフレ傾向が続き、また、雇用情勢も依然として厳しい状況で推移いたしました。

 当社グループを取り巻く事業環境は、人材関連業界におきましては、景気後退による人材派遣需要の減少により、厳しい状況が続いております。教育業界におきましては、教育ニーズの多様化・高度化が進んでおり、また、少子化の影響による国内市場の縮小に伴い海外市場への進出の動きも見られております。介護業界におきましては、高齢化の進行により引き続きマーケットは拡大しております。

 このような状況において、当社グループは、前期に実施したグループ再編による事業の連携強化と経営の効率化及び人材関連事業の再構築と教育事業の構造転換に重点的に取り組みました。また、より一層のコスト削減にも努め、本社事務所の移転や事業所の撤退・統廃合等を推進いたしました。

 その主な取り組みとして、人材関連事業は、人材需要の低迷に加え、労働者派遣法の改正による規制強化も踏まえ、業務受託事業への対応強化に努めました。教育事業は、主力の通学講座の提供とともに、通信講座の販売強化を推進するなど、コンテンツビジネスへの展開にも注力いたしました。介護事業は、需要の増加に対応するため、事業所の新規開設を着実に推進いたしました。

 以上の結果としまして、当期における当社グループの連結業績は、売上高は主に人材関連事業の減少により前期比18.1%減の59,559百万円となりました。しかしながら、利益面では、主に人材関連事業及び教育事業のコスト削減により経常利益は1,865百万円(前期は178百万円の経常利益)、当期純利益は1,079百万円(前期は1,027百万円の当期純損失)となりました。
 


人材関連事業

人材関連事業は、ヒューマンリソシア株式会社が行っております。人材関連事業には、人材派遣事業と人材紹介事業が含まれます。

 人材関連事業におきましては、コンサルティング事業、業務受託事業の拡大に努めましたが、景気の低迷を受け、企業の雇用抑制が続いたことにより、人材派遣の売上は、短期・単発案件は増加いたしましたが総じて減少し、特定派遣分野においても、技術者の稼働率が低下したことにより減少いたしました。また、人材紹介の売上も減少となりました。

 一方、新たな取り組みとして、派遣スタッフのスキルアップを支援する「資格手当て制度」による登録者の確保や、看護師の採用を支援する求人サイト開設による顧客ニーズへの対応を図りました。

 さらに、業務の効率化による収益改善を図るため、松山(愛媛県)、小牧(愛知県)、東広島(広島県)の各支社を近隣の支社に統廃合した他、東京都新宿区の複数事業所を1ヶ所に、また、地域ごとの間接部門を神戸市(兵庫県)に集約移転いたしました。

 この結果、人材関連事業の売上高は前期比24.6%減の40,023百万円となりました。また、利益面では、全般的なコスト削減を推進したものの、売上の減少により、営業利益は前期比43.1%減の601百万円となりました。
 

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教育事業

教育事業は、主にヒューマンリソシア株式会社(会社分割により、平成22年7月1日からはヒューマンアカデミー株式会社が行います)とヒューマンアカデミー学園株式会社が行っております。教育事業は、社会人教育事業と全日制教育事業からなっております。

 教育事業におきましては、不採算校舎の閉鎖・縮小等に取り組み、クッキング心斎橋(大阪府)、金沢(石川県)、本厚木(神奈川県)、松山(愛媛県)、草津(滋賀県)の各校を閉鎖するなど引き続き経営効率の向上を図りました。

 社会人教育事業では、引き続き通学講座の「日本語教師養成・医療事務・心理カウンセリング(NLPプラクティショナー)」等の各講座の売上が増加し、行政等に対する研修事業も順調に拡大いたしました。また、コンテンツビジネスへの取り組みとして、通信講座の売上が大幅に増加いたしました。しかしながら、この部門では、競争激化と景気悪化の影響等により新規契約が減少し、受講生数が減少いたしました。

 全日制教育事業では、大学との競争が激化しており、総合学園ヒューマンアカデミーの本科部門在校生数が減少いたしました。一方、平成21年4月に新たに通信制高校を開校し、総合学園ヒューマンアカデミーの高等部(通信制高校のサポート校)との連携を強化することで、顧客層の拡大を図りました。また、日本語研修等の受託事業にも取り組みました。

 この結果、教育事業の売上高は前期比2.3%減の14,378百万円となりましたが、全般的なコスト削減により営業利益は768百万円(前期は845百万円の営業損失)となりました。
 

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介護事業

介護事業は、ヒューマンリソシア株式会社(会社分割により、平成22年7月1日からはヒューマンライフケア株式会社が行います)が行っております。介護事業には、居宅介護支援事業、訪問介護事業、デイサービス事業、小規模多機能型居宅介護事業、グループホーム事業、介護付き有料老人ホーム事業等が含まれます。

 介護事業におきましては、堅調なマーケットニーズに対応し、着実に事業拡大を図りました。デイサービスステーションにおいては、定員に対する利用者の充足率の向上に努めるとともに、利用者の増加に対応するため、介護スタッフの新規採用や、サービス向上を目的とした研修体制を充実いたしました。また、利用者の満足度向上のために、教育事業との連携によりフラワーアレンジメント、ネイル等のレクリエーションの充実にも取り組みました。

 事業所につきましては、デイサービスステーションとして南花田の湯(大阪府)、平塚・新横浜(神奈川県)、清瀬・めじろ台(東京都)を新規開設いたしました。また、ちくさ訪問介護ステーションとの統合により千種の湯(愛知県)を、大濠公園との統合によりふくはま(福岡県)を、それぞれ併設型事業所として新規開設いたしました。

 この結果、介護事業の売上高は前期比10.9%増の4,343百万円、営業利益は前期比60.3%増の313百万円となりました。
 

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フランチャイズ事業

フランチャイズ事業は、ヒューマンエヌディー株式会社、Human I.K.株式会社が行っております。

 フランチャイズ事業におきましては、幼児・小学生向け英会話教室に加えて、ロボット教室の加盟校の拡大に努めました。しかしながら、韓国における英会話教室の受講生数が減少いたしました。

 また、国内において、関東地区・中部地区の直営教室を閉鎖等するなど収益改善に努めました。

 この結果、フランチャイズ事業の売上高は、前期比26.7%減の202百万円、全般的なコスト削減により営業損失は139百万円(前期は334百万円の営業損失)となりました。
 

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その他の事業

その他の事業は、ヒューマンスポーツエンタテインメント株式会社、ダッシングディバインターナショナル株式会社が行っております。

 プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」の運営におきましては、スポンサー収入・チケット売上が減少いたしました。
 
 ネイルサロン運営事業におきましては、売上は順調に増加いたしました。不採算店舗の表参道本店(東京都)を閉鎖する一方で、川崎BE・ノクティ溝の口(神奈川県)、フレンテ南大沢(東京都)の各店を新規開店し、事業の拡大を図りました。

 この結果、その他の事業の売上高は、前期比15.7%減の611百万円、営業利益は190百万円(前期は15百万円の営業利益)となりました。
 

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